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近江富士(三上山)

( おうみふじ(みかみやま) )

高さ432mで、なだらかな稜線を描くその美しい姿から、近江富士と呼ばれています。また、この山を7巻半した「大ムカデ」を武将「俵藤太」が弓矢で退治したという伝説が残っており「ムカデ山」の別名もあります。

山頂までの登山道は、御上神社側から表登山道と裏登山道の2ルート、近江富士花緑公園側から1ルート整備されています。いずれも登山口から山頂まで約40分で、誘導看板をはじめ急坂には丸太階段や手すりなどが設置されています。

なお、山頂にトイレはありません。御上神社側から登山する場合は、御上神社駐車場のトイレをご利用ください。

登山は運動靴でも可能ですが、雨または雪が降ったときは、すべりやすくなるので注意が必要です。また、中腹には山を一周できる中段の道がありますが、一部のルートで道幅が広い所や草深いところがあります。山頂からは南西方向の展望が可能で、琵琶湖や比良の山々、天気の良い日は遠くに奈良の生駒山などを見ることができます。

御上神社側の表・裏登山道の2ルートから登山される場合は、初穂料(森林保全管理費)として、大人500円のご協力をお願いしています。ふもとの御上神社でお手続きをお願いいたします。

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さくら緑地

( さくらりょくち )

 野洲市と湖南市との市境に、南櫻・北桜という地域が現存します。
 両地区の氏神・野蔵神社(南櫻)と若宮神社(北桜)のご祭神は、大山祇神の娘・木花佐久夜比売命(このはなさくやびめ)です。山および地名の(桜)は、この神に由来します。
 山々に囲まれ、野洲川を抱くこの地は、古代からの大小豪族の古墳・遺跡も多く散財しています。そしてこの桜の里には、平安時代から数多くの有名人が訪れ、和歌が何首も残されています。

☆大江匡房(1041~1111)
  三上なる 櫻の山は花ざかり
    散るてふことはありじとぞ思う

☆藤原俊成(1141~1204)
  松が枝に枝さしかわし櫻山
    花も千載に春や匂はむ

☆藤原定家(1162~1241)
  おおかたのまがはぬ雲の薫るらむ
    櫻の山の春のあけぼの

 南櫻は江戸時代、京都の公家・広幡家の領地で、天保の検知役人もここを避けて検地しました。また甲賀地区の一揆勢もこの地を迂回して、三上本陣へ向かったとの記録が残っています。また、報恩寺には、同家が寄進した聖観音菩薩立像(重要文化財)があります。
 現在の櫻山への登山道は、野洲側からはなく、菩提寺側から通じています。近くの大山川の南側に【さくら緑地】があり、公園があります。
桜のシーズンには、三上山だけでなく、櫻山を眺めながらのお花見もおすすめです。

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